心得的なこと

精神性多汗症の僕がとった「汗をかかない」2つの対策

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精神性多汗症に悩んでいた時期は、翌日の仕事で汗を掻きそうなイベントごとがあると、それだけでなんとなく気持ちが落ち込みました。そこで少しでも不安の種を取り除こうと、僕がとった対策は2つでした。実際、これを地道にめげずに続けたことが、克服へのきっかけになっています。

薬の利用

1つめは、薬の利用です。
朝の通勤列車、朝礼のスピーチ、大事な商談やプレゼン、ビジネスの世界は毎日何がしかの緊張はつきものです。つまるところ、1日にどこかで汗をかくイベントが潜んでいるのですが、とくに発汗するであろうイベントごとに合わせて薬を利用しました。

発汗をおさえる薬とは?

基本的には、塗り薬と飲み薬のどちらかです。僕が使ったのは飲み薬でした。なお薬選びも大事ですので、それは別記事でお伝えします。あなたがもっとも効果のあると感じる薬を活用しましょう。

こちらの記事でも多くの薬を紹介していますので良かったら参考にしてください(2018/7/8)

制汗剤と内服療法
 – 塩化アルミニウム水溶液(塩アル液) / オドレミン / パースピレックス(ローションタイプ) / 顔用制汗剤 サラフェプラス / プロバンサイン / プロスパス / パブロンSゴールド / 多汗症に効く精神安定剤 デパス、エチラーム / 漢方薬 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう) 

薬を最大限生かすには?

服用から一番効果を感じる時間帯を把握しておくことが大事です。僕の場合、もっとも効果のあったエチラームをそのイベント開始時刻の1〜1.5時間前に服用していました。営業商談でいえば、とくに初対面の挨拶が緊張のピークになるので、その時間帯に汗がでないようにエチラームを飲んでいました。

現在、エチラームの薬を入手するには、精神科や心療内科などの医療機関で処方をしてもらう必要があります。

汗は止まるのか?

止まるのではなく、そもそもの汗をかかないというのが大事です。実際、これはかなり効果がありました。薬に頼りたくないという思いもありましたが、「自分は発汗をコントロールできる」という自信をつけるようにしたかったので、汗をかかないという成功体験を踏み、そこから徐々に薬をつかう頻度を減らしていく方法をとりました。

汗をかくトリガーを取り除く

これが2つめです。具体的にいえば「事前準備」です。たとえば、営業商談のケースであれば、

  • 商談のストーリーを事前に練る
  • 営業先のビルへ早めに到着する

などです。当たり前のことかもしれませんが、僕はこれを欠かさずに行いました。夏場であれば汗がひくのを待つ時間や、ビルの空調をチェックすることで、心に余裕がもてるようにもしました。その商談に100%集中できるようにすれば、汗へ意識がいかなくなるはずだと考えたからです。

方法は様々

僕の汗のトリガーは「不測の事態」なので、これを出来うる限り取り除く行動をとったのです。あなたの汗のトリガーがなにか、それを極力減らせる方法はないかを考えてみましょう。

ちなみに通勤ラッシュも僕にとっては汗の天敵でした。これは、日経新聞や本に集中することから始まり、最終的には始発に出て快適に出勤することで解決しました。

精神性多汗症の克服には、「自分はこうすれば汗をかかない」という自信を得ることが不可欠です。

1)「自分はこうすれば汗をかかない」

2)「汗をかかなくなってきた」

3)「汗への意識がなくなった」=克服

というステップになります。
1、2の期間は、とにかく自信を得ることが大事です。

とはいえ、精神性多汗症の人は謙虚なタイプが多いので、根拠のない自信を持つのは難しいのは当然です。だからこそ、自身の体験で「こうすれば汗をかかない」という経験を積み上げていく必要があります。確実に汗をかくイベントがあれば、実践を踏むチャンス!と前向きに捉えてみてください。そして、あなたなりの準備をして望んでみましょう。

避けるのも勇気

もし、どうしても気がのらない、十分な準備ができていない、まだまだ不安が拭えない、そういうときは避けるというのもぜひ選択してください。かきたくない汗をかいてしまい「自分はダメだ」となるぐらいなら、いっそのこと避けてしまうのも有効な手段です。周りに多汗症の人がいないと、自分だけなんでこんな悩みを抱えているのだろう、と辛くなりますが、ここにも同じ悩みを抱えた人間がいますので、いつかは克服できると信じてぜひ気持ちを楽にして取り組んでいきましょう。

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