心のトレーニング

「反応しない練習」から学ぶ、精神性多汗症の人が発汗時に心を落ち着かせる方法。

多汗症に関する本は色々と読みました。ただ僕の場合は、精神性多汗症なので、汗に関するというよりは、心に関する書物が圧倒的に多くなります。

その中でも良かったのが、この” 反応しない練習〜あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」〜 “です。著者は、草薙龍瞬という僧侶です。ブッダとか禅と聞くと、ちょっと宗教っぽく感じると思いますが、実はこの著者は無宗派、いわゆるフリーのお坊さんという珍しい方です。

著者自身にも興味を惹かれて、購入し実際にお会いもしました。座禅エクササイズや講話も開催されているので、もし興味のある方はぜひ草薙龍瞬さんの公式ブログをご覧になってください。スケジュールや講話内容など確認できます。

さて、なぜこの本がオススメなのかというと、汗をかいたときの効果的な心の置き方で、実践的な方法を教えてくれたからです。

反応しない練習とは?

そもそも反応しない練習とは、感情なのか、思考なのか、感覚なのかをまず理解することが大事だと著者は言います。往々にして、人は感情や思考で反応しているそうで、例えば雨が降ってくると、「嫌な雨」とか、憂鬱な日と考えてしまいがちです。ただ「雨が降っている」という感覚に戻ろうよ、と伝えています。

多汗症との関係は?

僕の汗の場合で考えると、汗をかいた瞬間に「汗ヤバい!」「滝汗になる」「なんとか止めないと」「見られてしまう」と、まさに「感情」や「思考」で反応しちゃってます。結果、汗も反応しちゃうという感じですね。

これに反応しない練習の教えを適用できると、汗をかいた瞬間に「汗をかいている」というそのままの感覚として感じることができ、それ以上でも以下でもないものと処理します。つまり、反応しない練習を詰めば、感情への働きかけをストップすることができる、というわけです。

「足の裏」の感覚を感じとる

とはいえ、すでに精神性多汗症の段階では、理屈ではわかっちゃいるけど身体がやめられない状態なんですが、この考え方は実際に効果がありました。というのも、心の置き方を教えてくれたからです。その具体的な方法は、

「足の裏」に感覚を感じとること

とってもシンプルです。

座禅では、基本的には丹田、合氣道では丹田のもう少し下に意識を持って行き、呼吸に集中するのですが、「足の裏」に意識を置くのは斬新でした。個人的意見ですが、意識の置く場所は、身体の上よりも下へ行けばいくほど、集中もしやすいように感じています。なんとなく、下の方が重量感を抱きやすい、という感じです。

練習が大事

当然この方法、いきなり効果が出るものではないです。禅と同様で、それなりに経験が必要です。まさに著書のタイトル通り、練習が大事です。ですが、この「足の裏」の感覚を感じとる方法は、いつでも実践することができるので、日常に取り入れるのも簡単です。

さっと思いつく日常の練習シーンは、

  • 通勤時の家から最寄り駅まで
  • 満員電車の中で
  • 会社の椅子で
  • 立ち話で
  • プレゼン中で

これだけ出てきます。まだまだいくらでもありそうです。つまり、いつでもどこでも練習ができるというわけです。

ポイント

例えば会話の時は、対象者に感覚を9割、足に1割という風にイメージすると良いようです。これは、実際に草薙龍瞬さんが講話の中でも話されていました。

意識が1割でも「足裏」にいったら、会話の内容が掴めなくなるのでは?という疑問については、練習を詰めば、むしろ「俯瞰的に相手の会話が聞ける」ようになるそうです。

様々な場面で役立つ

ちなみにこの方法は、汗以外でも使えるので覚えておいて損はないです。プレゼンやセミナーなど大勢の前で話をするシーンや苦手な人と会話するなど、心を落ち着かせたい場面でも役に立ちます。

効果は徐々に

ただ滝汗時は、この方法を思い出すこともおそらく難しいです。それどころではないので。そういう意味では、滝汗をかいてしまう前から、足裏への意識を持っておくと、発汗しても忘れないで実践することができるはずです。ただ、最初はほぼ効果はないと思ってください。これは日常、できれば平常心の時にも行うことで、徐々に効果が出てくるものです。

お金もかからず、試すだけはいつでもできるので、ぜひ心にとどめておいてください。

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