元多汗症のコーチです。
今日は多汗症の人の思考あるあるについてお話します。
はじめの一歩
精神性の多汗症の人は(って昔の自分のことを言ってますが)、
「過去の発汗」に囚われてしまう、思い出してしまう、
これがほぼ無意識で起きている可能性が高いです。
その結果として、予定されている未来のイベントでも、
常にその不安と戦っている状態が起きる、
もしくはその通りに発汗してしまう、
まさに負の連鎖。
ここから脱出する一つの解決策は、
その無意識を意識することから始まります。
え?無意識を意識するなんてできないでしょ!?
という声が聞こえてきそうですw
はい、囚われている瞬間は気づくことはできません。
だって無意識ですから。
なので、振り返ってみてその傾向がないかを探る必要があります。
例えば、私であれば「美容室で発汗してしまう」に囚われた時期があったのですが、お店に予約する時点で、すでに発汗に対する不安を感じていました。まだ起きていないのに、過去汗をかいたから次もかいてしまうのではないか、という無意識の思考がそこにあるからです。
これは、ABC理論という論理療法で説明がつきます。
ABC理論とは。
3つの要素の総称、ABC理論と呼ばれている論理療法。
Active event 出来事 → Belief 信念 → Consequence 結果
出来事と結果の間に「信念・思考」による解釈が存在し、その信念によって結果が左右されるという理論。 アルバート・エリスが1955年に提唱した心理療法。心理的な問題や反応は、出来事や刺激そのものではなく、それをどのように受け取ったかという認知(信念や論理的な思考の解釈)によって、引き起こされる。
これに当てはめると、
Active event 出来事(美容室の予約)→ Consequence 結果(不安が尽きない)
無意識ではA→Cですね。
でも、ここに
Belief 信念(美容室は汗をかく場所だ)
が、隠されているわけです。
当初、ここに気づいた時は、分かっていたような、ハッとしたようなそんな感じでした。
どうやって対処するのか?
まずは、振り返って隠されたBを探す必要があります。
そしてそこに気づけたら一歩が踏み出せます。
気づけたら「自分すごい!気づいた!」ぐらいテンションあげて良いと思いますw
次のステップは、論理的に別の解釈が用いられないか?と考えてみます。
私のケースでは、
- 美容室で汗をかいたのは毎回か?違う時もあるよね
- そもそも美容室で汗かいても良くない?
- 美容師は汗なんか気にしてない
- ヘアカットの仕上がりに意識を向ける
という具合です。
そうすると、
Active event 出来事(美容室の予約)→ Belief 信念(ヘアカットの仕上がりに意識を向ける)→ Consequence 結果(ヘアカタログを楽しむ)
こんな感じに結果が変わります。
ま、美容室の予約という出来事は、
Active event 出来事(美容室の予約)→ Consequence 結果(ヘアカタログを楽しむ)
というのが普通ですよねw
そうできないところ、この面倒くさい思考を周囲に理解してもらえない、言えないところが多汗症の辛いところなんですよね。
でもお伝えしたとおり、ABC理論は多汗症に限らず、無意識で行われる不要な解釈を良いものに変えることができるものなので、ぜひ取り入れて見てください。
精神性の多汗症は現代医学では完治しない病です。軽減できる治療が見つかったら、今度は本来やりたいことや取り組みたいことに意識を向けていきましょう。
今回の例のように、ヘアカタログを見る、って未来の姿を想像することですよね。まさにそれを長い視点で仕事やプライベートでも持つことで、汗のことを忘れちゃいましょう(笑)
大丈夫です^^現状を打破することに才能は不要です。
脱多汗症に向けてあなたの素敵な未来を描いていきましょう。
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