心得的なこと

原発性局所多汗症の診断基準をガイドラインから正しく理解しよう

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原発性局所多汗症に診断基準が設けられていることはご存知でしょうか。

日本皮膚科学会の多汗症診療ガイドラインによると、局所的に過剰な発汗が明らかな原因がないまま6ヶ月以上認められ、以下の6症状の2項目以上あてはまる場合を多汗症と診断するとしています。

 

  1. 最初に症状がでるのが25歳以下であること
  2. 対称性に発汗がみられること
  3. 睡眠中は発汗が止まっていること
  4. 1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
  5. 家族歴がみられること
  6. それらによって日常生活に支障をきたすこと

 

医師による原発性多汗症の診断については、これらの診断基準とてらしあわせて、問診と臨床症状から行われます。そのためその診断は比較的容易であるとされています。

ちなみに僕は上記の診断基準に照らし合わせると、1,2,3,4,6の項目(って、5項以外全てでした)が該当しているので陽性と診断されますね。まぁ、だからこそこのようなブログを運営し発信しているわけですが。苦笑

医療機関を受診しても無治療で帰る

この記事によれば、

 

 

なんと医療機関を受診した実に78%の患者さんが無治療で帰るようです。

また、医療機関を受診しても、無治療で帰る患者は78%と高い。現状、多汗症は限られた医療機関でしか治療できないことが理由としてあげられている。医療機関側の治療ガイドラインが不十分であることや、処方せんの選択肢が少ないことが治療の障害になっているという。

まさに打ち手がない、という多汗症治療の現状を垣間見たようです。

治療法自体はないわけじゃないですが、やはり処方せんの選択肢が少ないことが障害かもしれません。また医療機関によって対応がまちまちであることからも認知度の問題は大きいです。

ちなみにリンク先記事後半に記載のあるボトックスについて、そう簡単に治療に踏み出せないのが現状であり、また問題であると感じます。ボトックスの前に初診は塗り薬からとも書かれてますので、やはり医療機関側の治療ガイドラインが十分でないことが一番の障害かもしれません。

ボトックス

ガイドラインの作成者の1人でもある多摩南部地域病院皮膚科の藤本智子医長は、以下のように述べられています。

「ボトックス」は皮膚に注射をすることで汗腺の働きを抑え、過剰な発汗を抑制できるという。汗を抑える効果は通常、投与後2~3日で現れ、4~9カ月にわたって持続する。

ボトックスは僕も気になっています。が、以下の点が改善されない限り、おそらく今後も治療法の選択肢には入ってきません。

  • 治療代が高額であること
  • ボトックス注射はすごく痛いらしいこと
  • 代償性発汗の副作用が不安であること

お金をそれなりに掛けて、注射の痛みを堪えながらも、副作用による代償性発汗の不安も尽きない、となるとやはり二の足を踏んでしまいます。。。医療の進歩を願うばかりです。

塗り薬

やはりボトックス注射と比べると、より現実的な治療法です。僕は塗り薬から内服薬へとシフトしています。この記事にオススメの内服薬も書いてますので、参考にしてみてください。

 

多汗症改善の流れ(独自の見解)

最近は、以下の流れがよいのではないかと考えています。あくまで独自の見解ですので、参考程度にご覧ください。

内服薬(通常量)

内服薬(少量)

塗り薬×内服薬(スポット)

塗り薬のみ

塗り薬(皮膚の負担がより少ないものへ)

なし

 

これに瞑想を加えることで、より改善方法に厚みが増すと考えています。

この辺の詳細はまた別の機会に書くことにします。

それではまた。

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